■ ID | 905 |
■ 種類 | 論文 |
■ タイトル | 浸透性反応壁(PRB)を用いた模擬廃棄物カラムからの浸出水の生態毒性の削減 |
■ 著者 | 西川嵩紘
神戸大学大学院 岡村秀雄 神戸大学大学院 磯貝恭史 神戸大学大学院 小野雄策 埼玉県環境科学国際センター 倉田泰人 埼玉県環境科学国際センター 渡辺洋一 埼玉県環境科学国際センター 毛利紫乃 岡山大学大学院 小野芳朗 岡山大学大学院 |
■ 出版元 | (社)環境科学会 |
■ 出版年 | 2007 |
■ 誌名・巻・号・年 | 環境科学会誌、Vol.20、No.6、493-501、2007 |
■ 抄録・要旨 | 最終処分場では降雨によって多量の浸出水が生じる。浸透性反応壁(PRB)により生成する浸出水を処分場内で処理できれば水処理コストの削減や埋立地の早期安定化に資することができる。4基の模擬廃棄物カラム(直径5m、深さ7m)を構築し、2基に無機性廃棄物、残りの2基に有機及び無機性廃棄物を充填し、それぞれの廃棄物の1基ずつにPRB(層厚0.5m、2層)を敷設した。これらの模擬実験カラムから浸出水を採取し、ウキクサ、藻類、甲殻類に対する毒性を評価したところ、PRBにより生体毒性が顕著に削減された。また、化学分析の結果、ほとんどの化学成分はPRBにより減少したが、5種類の化学成分はPRBにより増加した。毒性を特定の化学物質に帰することは困難であった。最終処分場浸出水の生態毒性削減手法としてPRBは有効であると結論づけられた。 |
■ キーワード | バイオアッセイ、PRB、藻類試験、ウキクサ試験、甲殻類試験 |
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